精油の特性について
それぞれの生き物、例えば昆虫にはこの様な特性があり(進化の過程で小さくなったとか)、人にはこの様な特性がある(心を持っているとか)、対象にはそれを象徴する幾つかの目印ともなるものが存在します。
そのような特性を精油に当てはめるとどうなるか
1、水に溶けにくい
→油なので、水には溶けにくい性質です。
2、アルコール、油脂によく溶ける
→とても綺麗に混ざり馴染みます。
3、揮発性の芳香成分
強い香りを持ち、すぐに空気中に蒸発する
→瓶の匂いを嗅いだ時に「うわあ!凄いオレンジの匂い!」と感じるのは、一つの瓶の中に何十〜何百kgもの植物を蒸留して何倍もの濃さで凝縮している為です。
揮発性とは大気中に蒸発しやすいことをあらわしています。灯油や精油などの有機化合物が当てはまります。揮発性有機化合物と呼ぶ事もあります。
4、主成分は
・炭化水素類
・アルコール類
・アルデヒド類
・エステル類などの有機化合物。
(この他にも細かく分類分けされます!)
5、分子量が小さい
その為、浸透率も高く、トリートメント後、約10〜15分で血管の所にまで達します。
6、様々な薬理作用を持つ
・抗不安作用
・鎮痛作用
・鎮静作用
・昆虫忌避作用など
ここで、実際の症状に照らし合わせて精油を選んでいきます。
7、光、熱、酸素によって変化し、劣化する
100%天然成分から抽出された精油は食材と同じ様に、植物自体の収穫の時点から
既に劣化は始まっていると言っても過言ではありません。
蓋を開ける度に空気に触れて酸化もします。開封後は、半年(柑橘系は特に)〜1年で使い切らなければいけません。そのため保存の仕方、使い方がかなり大事になってきます。
使用頻度が稀、少量しか使わない、買ってみたけど実際好きな匂いでは無かった。
買ってみたものの使わずに余ってしまって困っているなど、お困りの方は是非ご気軽にご相談ください♩一緒に改善策を見つけましょう♩
植物にとっての精油の役割
次に、植物自体から見た役割をまとめてみました
1、昆虫誘引と忌避効果
・人も昆虫も好きな匂い
・人は好き、虫は嫌いな匂い
例えでお話すると・・・
ミツバチは自分の食料(花粉と蜜)を求め嗅覚を使います。
この時に菜の花や、桜などの花粉の匂いをキャッチし、その方向へ飛んでいきます。
蜂からのメリットは、匂いで食料のば場所を特定し、花粉、蜜をゲットすることが出来るのですが植物側からのメリットは花粉は風に飛ばされて運ばれるのが一般的。その中に昆虫を使って花粉を運んでもらう植物がいます。風で飛ばす場合よりも確実に受粉率が上がるためです。これが植物側からのメリットです!
このような植物が主に昆虫誘因の成分を含んでいることが多いです!
では昆虫忌避は?というと植物にとって蜂のように持ちつ持たれつの関係を気築ける間柄なら何の問題もないのですが・・・
中には自分の利益ばかり求めて植物自体には害しかないものもいます。そんな時に、その昆虫が嫌な匂いを発してこれ以上近づけなくさせます。シトロネラなど一部のエッセンシャルオイルが虫よけにいよう出来るのはこの作用の効果に期待できるからです。
2、捕食者からの防御
これも上記の昆虫忌避と関係しています。
3、細菌・ウィルスからの防御
精油の成分自体に薬理作用がありその中に殺菌作用や、免疫強化作用があります。
4、癒傷(ゆしょう)
傷の治りを早める作用があります。この作用は「ビサボロール」という成分に含まれています。ラベンダーをはじめ、カモミール、ベルガモット、ティートリー、ゼラニウムなどに含まれています。
5、他の植物の成長・発芽などの抑制
代表的な植物はローズマリーです。
かなりの強さの繁殖力に加え、他の植物がかなり圧倒されています。ローズマリーの根っこにアレロパシーという他の植物を成長抑制する成分が含まれているため。
ペパーミントも繁殖力旺盛なのですが、繁殖力を横に広げて行くこと自体少ないです。
6、乾燥の予防
精油自体の成分に含まれている物の中に、肌を活性化させたり、皮脂分泌のバランスを調節をするものがあります。
7、植物体内での生理活性
前記の5、「他の植物の成長抑制」の際、発する揮発性物質(アレロパシー)などのことを言います。
以上が、精油の特性・植物にとっての精油の役割でした♪単純なようで実はとっても奥の深い植物の世界でした!
いつも最後まで読んでくださりありがとうございます♪
この記事は「佐々木整骨院ブログ」の記事をリライトしたものです。
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